【開催報告】第2回健康・美・長寿シンポジウムin 山ノ内町

主催長野県山ノ内町 健康・美・長寿推進協議会
※参考:長野県山ノ内町について(リンク
日時令和8年5月28日(木) 14:00~16:30(入場:15:30~)
会場山ノ内町文化センター
内容 ○オープニング
  (山ノ内町 平澤町長、京丹後市 中山市長、大阪観光局 溝畑理事長)
 ○ビデオメッセージ(長野県 阿部知事)

 ○講演(山ノ内町つなぎびと ㈱BCF 代表取締役 関賢一氏)
       「健康・美・長寿の地域価値を高める身体づくりとは」

 ○トークショー(由美かおる氏、平澤町長、溝畑理事長)
       「心も身体も美しく」
 ○5自治体の首長によるパネルディスカッション 

       「自然・産業・人のつながりが支える日本の健康・美・長寿」

 ○山ノ内町宣言(山ノ内町 平澤町長)

 ○クロージング(田村市 白石市長)、記念撮影
参加者会場 約100名

○ビデオメッセージ(長野県 阿部知事)

祝辞の中では、長野県が健康寿命において全国第1位であることに触れ、
その背景として県民の野菜摂取量の多さや、高齢者の就業率の高さが特徴である旨が述べられた。
これらの要素が相互に作用し、地域全体の健康増進および活力の維持に寄与している点について言及されました。

○講演(株式会社BCF 代表取締役 関 賢一氏)

本講演は、「健康・美・長寿の価値を高める地域づくり」を主題として開催され、参加者と共に実践的手法を
取り入れながら実施された。
講演内容は、体験を通じた理解の促進を目的とした構成となっていた。

○トークショー(由美 かおる氏、山ノ内町 平澤町長、大阪観光局 溝畑理事長)

由美かおる氏が実践されている呼吸法「コア・ブリージング」を中心に、美と健康の維持・向上に資する具体的手法について説明がなされた。同呼吸法は、体幹の安定や姿勢の改善、血行促進及びリラクゼーション効果等が期待されるものであり、日常生活における健康増進に有効である旨が示された。
また、食生活については、本人の実践として食べたいものを適切に取り入れることの考え方が紹介されるととも
に、参加者に対して実践を交えた指導が行われた。
加えて、同氏が本協議会のアンバサダーに就任されることが決定した。

○パネルディスカッション

テーマ趣旨
健康長寿の実現には、①日常的な運動、②質の高い食、③人と人とのつながり(コミュニティ)
という三つの要素が重要であると広く認識されている。
これら三要素の土台となっているのが、日本各地に広がる豊かな自然環境と、それを活かしてきた地域の営みである。
山・海・里といった多様な自然は、身体を動かす機会を日常に組み込み、地域に根差した農林水産業は安全で栄養価の高い食を供給してきた。また、集落や町内会、地縁を基盤とした助け合いの文化は、孤立を防ぎ、心身の健康を支える重要な役割を果たしてきた。
現在、各自治体ではこれらの価値を再評価し、一次産業の活性化(地産地消、六次産業化、農業体験)、過疎化を防ぐ移住・定住施策(就農支援、空き家活用、地域参加型の暮らし)、観光を通じた「関係人口」の創出(自然体験、ウェルネスツーリズム、長期滞在)といった取り組みが進められている。
これらの施策は、単なる地域振興にとどまらず、農作業や自然体験による身体活動量の増加、地元食材を中心とした食文化の再生による食の質の向上、地域内外の人との交流を通じた社会的つながりの強化をもたらし、結果として住民・来訪者双方の健康長寿に寄与している点が注目されている。本ディスカッションでは、各自治体の具体的な取り組み事例を共有しながら、「地域づくり」「産業振興」「観光施策」がどのように健康長寿につながっているのか、そして今後、健康政策と地域政策をどのように横断的に連携させていくべきかについて考察する。
健康長寿を「医療・福祉」の枠に閉じるのではなく、自然・産業・人のつながりを活かした総合的な地域価値として再定義することを本テーマの目的とした。

健康・美・長寿 推進協議会
第2回 健康・美・長寿シンポジウム
健康・美・長寿の聖地・日本で育むウェルネス共生圏を目指す山ノ内町宣言

本協議会は、第1回シンポジウムの地である京丹後市からこのバトンを受け継ぎ、第2回シンポジウムを信州・山ノ内町において開催した。
私たち健康・美・長寿推進協議会は、大阪・関西万博を契機に、日本各地が育んできた「健康・美・長寿」の価値を世界へ発信し、人々の心身の幸福と持続可能な地域社会の実現に貢献することをここに宣言する。
日本には、豊かな自然、温泉、食文化、発酵文化、伝統的な暮らし、地域コミュニティなど、人々の健康と長寿を支えてきた多様な地域文化が存在している。
それぞれの地域には、
山とともに生きる文化、
海とともに生きる文化、
温泉や食による癒やし、
自然との共生の知恵、
人と人とのつながりを大切にする暮らしが受け継がれている。
私たちは、それらを「人が健やかに、美しく、豊かに生きるための知恵」として未来へ継承し、国内外へ発信していく。特に、ユネスコエコパークを有する地域をはじめとした自然共生地域においては、人と自然が支え合いながら暮らしてきた歴史そのものが、これからの時代に求められるウェルネスの本質であると考える。
現代社会は、都市化やデジタル化の進展により、ストレス、孤立、運動不足、自然との断絶など、多くの課題を抱えている。その一方で、人々はいま、単なる便利さや効率性ではなく、心身の健康、美しさ、安心、そして生きがいを求めている。
私たちは、日本各地の地域資源を活かしながら、次の取り組みを推進する。

1. 地域に根ざした「健康・美・長寿」の価値を世界へ発信しよう
温泉、自然、運動、食、文化、コミュニティなど、日本各地が持つ地域資源を活かし、人々の健康、美しさ、長寿につながる地域づくりを推進する。
それぞれの地域ならではの暮らしや文化を通じて、「健康・美・長寿の聖地・日本」の価値を国内外へ発信する。

2. 自然との共生を基盤としたウェルネス社会を創造しよう
豊かな自然環境や生態系は、未来へ継承すべき世界共通の財産である。
私たちは、ユネスコエコパークの理念にも象徴される「人と自然の共生」の考え方を大切にし、自然と調和した持続可能な地域社会を築いていく。
自然の中で歩き、身体を動かし、心を整え、地域の食や温泉を楽しむ体験を通じて、人々の健康と幸福に貢献する。
 
3. 地域文化と伝統を未来へ継承しよう
各地域で育まれてきた食文化、発酵文化、温泉文化、雪国文化、農村文化などは、人々の健康と暮らしを支えてきた大切な財産である。私たちは、地域文化を次世代へ継承するとともに、地域間交流や国際交流を通じ、新たな価値創造につなげていく。

4. 人々の幸福と地域の持続可能性を実現しよう 真のウェルネスとは、身体の健康だけではなく、心の豊かさ、人とのつながり、生きがい、そして地域の持続可能性が調和していることである。 私たちは、住民一人ひとりが誇りと幸福を感じながら暮らせる地域づくりを進め、次世代へ豊かな自然と文化を引き継いでいく。
 
私たちは、日本各地の自治体・地域・企業・研究機関・住民が連携し、「健康・美・長寿」を支える地域の知恵と文化を世界へ発信するとともに、人と自然がともに健やかに生きる未来社会の実現に貢献することをここに宣言する。
 
令和8年5月28日
 
「健康・美・長寿の聖地・日本」
健康・美・長寿推進協議会
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