出雲市
West
Chugoku
Chugoku
Scroll
OSAKA
IZUMO
神在月に全国から出雲大社にお集りになった神々は、様々なご縁を結ぶ会議「神議り」をなされた後、万九千神社で神宴「直会」を催し、再会を期して旅立たれるとされています。
ここ出雲は、相撲をはじめ日本のはじまりの物語が伝わり、弥生時代最大級の王墓群や358本もの銅剣の出土が古代勢力の跡を残す地。そして、訪れる人の大切なご縁を結んできた地です。
隠岐一の宮で、祭神は水若酢命ほか2柱。『延喜式』に「水若酢神社名神大」とあるから、平安時代頃から有力な神社であったとされています。神社に伝わる祭礼風流は、隠岐三大祭りの一つで昭和48年3月に県の無形民俗文化財に指定されました。水若神社境内に土俵を有し、20年に1度行われる遷宮や、葺替の際にはその土俵で隠岐古典相撲が行われます。
Photo by SHOKO TAKAYASU
国譲り神話の舞台であり、神在月に全国の神々をお迎えする「稲佐の浜」。国引き神話の「持ち引ける綱」が全長13.5kmの海岸砂丘になったと伝わる「薗の長浜」と、その先にある綱を架け止めた「三瓶山」。北に向かっては日本の夜を守るとされる「日御碕神社」など、神話とつながる自然景観が日々姿を変えて広がります。
Photo by SHOKO TAKAYASU
出雲では、スサノオノミコトが御魂を鎮めたとされる「須佐神社」をはじめ、神社が大切に守られ、祭事や神楽が今に受け継がれています。古くから多くの参拝客を迎えてきた出雲大社のお膝元には、出雲そばや、祭りに際して振舞われたうず煮、出雲ぜんざいなど特有の食文化があり、人々の暮らしに根ざした民藝も息づいています。
Photo by SHOKO TAKAYASU