DOGO ONSEN
Discover the Culture of Dogo
and Matsuyama
ウェルネス&リトリートの時間
3000年の歴史から紡ぐ温泉情緒と文学の香りに癒される:
四国の瀬戸内海に面し、一際、歴史と文化的系譜の光を放つ愛媛県松山市と道後温泉。
ここは、神話の時代から人々の体と心を癒した、日本の本家ウェルネス&リトリートステイ。
温泉宿に泊まり、竹籠を持って石畳を歩き訪ねる温泉情緒、椿や桜、季節折々の情景を言葉に表す俳句文化。
歴史に名を残す文豪、そして皇室・天皇が愛し、その文化的系譜を守り続けた壮大なストーリー。
所蔵:松山市
現代においても、その美しき景観・文化、古きを温め新しきを知る旅路を継承し、今なお、数多くの旅人が古の温泉に浸かり、偉人の言葉に触れ、過去と歴史を振り返りながら自分自身を見つめ直す時間を過ごしています。
道後温泉と松山は文化的リトリートのまち。3000年の壮大な物語に包まれ、心が開放されるひとときをお楽しみください。
歴史ストーリー
神話の時代から続く温泉と日本文化の物語:
『古事記』や『日本書紀』に登場する日本最古の温泉といわれる道後温泉。
神話では、大国主命(おおくにぬしのみこと)が少彦名命(すくなひこなのみこと)の病を道後温泉で治療するなどの描写があり、6世紀飛鳥時代に聖徳太子の来浴も伝わる歴史ある名湯です。
近代になると、明治時代の文豪、夏目漱石、正岡子規、高浜虚子がこよなく愛したことで知られ、夏目漱石の代表作「坊っちゃん」の舞台、そして数々の句が詠まれたことから、文学の香り漂う温泉地としての風情も有しています。
所蔵:松山市
道後温泉と松山に散りばめられた輝ける軌跡:
飛鳥時代西暦596年、道後温泉を訪れた聖徳太子は明媚な風光と良質の温泉を褒め称え、湯の丘に温泉の碑を建立されたと伝わります。現在でも松山市の花である椿が美しく生い茂り、神聖な温泉が人々に対して平等に恵みを与える様子は寿国=理想の国のようだと讃えたということです。
その後も、奈良時代には万葉集に、平安時代には源氏物語でその姿が描かれます。明治27年には、道後湯之町初代町長の伊佐庭如矢が100年後も貴重な文化として残す志を持って、道後温泉本館の改築に取り組み、現在も残る壮麗な三層楼の建物を作りました。
この功績が後世にも讃えられ、平成6年に公衆浴場として初めて国の重要文化財に指定されます。皇室・天皇とのゆかりも深く、明治から昭和にかけて、来浴される皇室の方を迎え入れるために全国で唯一の皇室専用浴室が道後温泉本館内に設けられ、その荘厳な文化的建築は「又新殿」の名で現在でも内覧することができます。
道後温泉の情緒溢れる風景は数多くの文化人からも愛され、明治時代に活躍した夏目漱石と正岡子規の逸話が一際の輝きを放ちます。
またその一方で松山は、江戸時代初期の城郭建築を伝える現存12天守の一つとして知られる「松山城」、道後出身の一遍上人が開祖した時宗「宝厳寺」、弘法大師 – 空海 – との縁が深く国宝を有する「石手寺」、正岡子規に代表される「俳句文化」、各地に残る国宝・重要文化財を保全し、貴重な文化的資源の宝庫 – 言わばまち全体が生きた博物館としての様相を呈しています。
所蔵:松山市
白鷺が道後温泉で傷を癒したと言われる神話の時代 〜
聖徳太子が道後温泉で人々が難病を治療している様子を見てその感動を石碑に残した古代の時代 〜
四国遍路の元祖とされる衛門三郎の再来伝説が弘法大師との深い縁を結ぶ中世の時代 〜
関ヶ原の戦い後の平和の時代で豊かな城下町を築いた近世の時代 〜
明治維新の激動の中で夏目漱石と正岡子規が「ことば」を通じて友情を育んだ 近世の時代〜
5つの時代変遷、そして現代に至るまでの歴史ストーリーを随時に感じられる松山の魅力を存分にご満喫ください。
ACCESS
Ehime Prefecture / Matsuyama City
所要時間 約1〜2時間
飛行機約1〜1時間30分
バス約45分
道後温泉本館「又新殿」
日本で唯一の皇室専用浴室の格式と伝統文化
聖徳太子の時代から、道後温泉は皇室・天皇と縁の深い場所です。
又新殿は皇室専用の御湯殿として明治32年に建設されました。木材は無節の上質な国産の栂材、金箔や銀箔を多数使用するなど、豪華絢爛な装飾に富んでいます。本施設では、ガイドによる案内を行っており、皇室専用の玄関口「御成門」、天皇陛下だけがお使いになられる「玉座の間」、湯釜を庵治石で造り皇室が着衣のまま入浴した「御湯殿」など、ここでしか見られない貴重な文化的建築物を拝観することができます。
所蔵:松山市
所蔵:松山市
大正天皇・昭和天皇も入浴された又新殿を現代の人々にも体験していただこうと、完全再現した浴室を別館である飛鳥乃湯泉内に実現しました。プライベート貸切で利用できるこの特別浴室では、又新殿を再現した格式ある建築デザイン、荘厳な湯釜の中で、古代から皇室の方々が入浴時に身に付けたといわれる湯帳を着て、当時の入浴を楽しむことができる特別な体験となっています。
道後温泉に訪れる際は、ぜひ、ここにしかない皇室ゆかりの貴重な入浴体験をお楽しみください。
道後温泉街歩き
歩くことで感動が深まる歴史風情と温泉情緒
道後温泉本館を中心とした道後湯之町は、とてもコンパクトな温泉街であり、風情あふれる文化的街並みを歩きながら楽しむことができます。
重要文化財である「道後温泉本館」は、保存修理工事を2024年に完了し、明治27年設立当初の生き生きした姿を取り戻したように風合いと美しさを兼ね備えています。また、高台の公共駐車場に隣接した「空の散歩道」では足湯をしながら、道後の街並みを一望することができ、夜はライトアップされた歴史的景観を楽しむことができます。
温泉と日本人の信仰に触れたい方には、神功皇后・仲哀天皇御来湯の際に建てられたと言われ、長い階段を登った先にある鮮やかな朱色の社殿が印象的な「伊佐爾波神社」、一度地震で埋没した源泉の復興に感謝する湯祈祷を毎年3月に開催する「湯神社」も、道後の歴史を支えたという意味で訪れる価値のある場所です。
所蔵:松山市
日本の伝統的な温泉地は外湯文化と呼ばれ、浴衣を着て下駄を履き、竹籠を持って、宿から浴場へ、浴場から温泉街へと歩いて楽しむ姿が、日本の原風景として大切にされてきました。道後温泉は、その外湯文化を現代の観光客が楽しめる要素が詰まっており、歴史ある道後温泉本館に加えて、地元民から70年以上愛され続ける「椿の湯」、2017年に設立され伝統工芸×アート×温泉で新境地を切り開く「飛鳥乃温泉」の3つの外湯を有しています。
外湯めぐりには欠かせない温泉街でのお土産物店や食べ歩き。道後温泉商店街では、湯上がりそぞろ歩きで巡り、スイーツから伝統工芸品まで、ここでしか味わえない魅力が詰まっています。
商店街から繋がり西側に広がる静かな石畳の散策路 – にきたつの道。661年に斉明天皇が道後温泉から九州に向かう船に乗るために潮待ちをしている間に一句詠んだことで知られる、風情あるこの一本道を少し歩いたところで出逢うのは、創業120年の水口酒造。地域の良水を使用した日本酒造りはもちろんのこと、地ビールやクラフトジンの製造にもチャレンジし、伝統と革新を併せ持つ受け皿の広さが魅力の造り酒屋で、飲み比べテイスティングや酒蔵見学も楽しむことができます。
コンパクトでありながら、沢山の見どころに溢れた道後温泉の文化的情緒を、ぜひ歩き訪ねてみてください。
石手寺お遍路体験
弘法大師空海と共に歩むマインドフルネスの旅路
お遍路五十一番札所「石手寺」。
四国遍路の元祖とされる9世紀終わりの「衛門三郎」の再来伝説にまつわり、弘法大師との縁も深いこの寺は、国宝「仁王門」に加え、重要文化財である金剛力士像・本堂・三重塔・訶梨帝母天堂・護摩堂・鐘楼・五輪塔など重厚な文化的建築の様相から、多くの観光客が訪れます。
日本の聖地巡礼お遍路に関心があっても、挑戦するのはハードルが高いという方のために、「松山はいく」ではツアーガイドが案内する石手寺お遍路体験コースを提供しています。白装束に身を纏い、道後温泉の街並みを通って石手寺まで歩くこと20分。
神聖な気持ちを胸に手水でお清めし、国宝・重要文化財が織りなす境内へ上がり参拝した後、弘法大師が修行したと言われるマントラ洞窟に入ります。現代風に言うのであれば、ここはまさにマインドフルネスのための異空間。本当に何が大切なのかを考え、自分自身の心に向き合い、安らぎと感謝を感じられる特別な場所です。
道後温泉の文化的リトリートに加えて、より本格的なマインドフルネスへの旅路へと足を伸ばしたい方は、ぜひ石手寺にも参拝して、お遍路への道程を体験されてみてはいかがでしょうか。
ONSEN EXPERIENCES
TOURISM GUIDE


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